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詩「コスモスの友と」・・・いちいち言うのはなんですが

★詩「象と象のゆくえ」
おいでやす筏丸でやんすっす
清水恒男の綱渡り       
             

コスモスの友と ikada○keiko

 

いちいち言うのはなんですが
鎌で 去勢した男根を 放りなげて 
空の高いところで 風が吹けば
そこにだって生まれる
体積は 
坂戸駅から若葉につづく線路沿い
見つけたならば すばらしい
首が痛くなるほど ふりかえり 
アイラ島まで ふりかえり
かわいたヒースのような
泥子さん
炭子さん
けむくはないですか
 
真実も 秩序も 宇宙も
覚えのない朝
地熱とも隔絶した山の斜面を 移動する 
電車の窓からみえたのは コスモスの群生だ
狼は 120秒ほえた   
ブドウを 頭のてっぺんに 乗せて 
ブドウで できている タバコを吸った
ミカンの花の飲料水を胃袋に つめて
クレオソートのような
太い輪郭 ラフロイグを飲んだ
自転車をこいだ  
自転車が 角を 曲がるたびに 牛の反芻
ウオオオオオオオオーーッ
千住のおばけエントツ 4本を つなげれば
東京タワーになる 
隅田川の 人の運命を 変えるような 
入り江 そばには美しい窪地があった
コケや海藻をふくんだ  
音のない世界は 
瞬時に 言語に 結びつく
誰にも いうんじゃないよ 
見られているのは坂戸市関間だとよ 
坂戸駅から若葉につづく線路沿い 関間だと
 
見つけたからには 積みあげて コスモス燻(いぶ)し

いまに湿原になるかもしれなかった
泉だ 燻(いぶ)して 蒸して 
体積は 匂うだろう
  
どうにもこうにも せきとめる
男が屋台でイカを焼いている 
人力車やポニーの乗馬まで出て 
去年の こぼれ種が育ち 
景観植物は 空の 高いところで  
指を ひろげている
揺れているのは 現在形 
〈花の色は うつりにけりな〉
燦然と輝く
次から次と 
ミツバチがやってくる オスのハチが群れて 
晴れ間に交尾 
きみも おおぜいに なった 
ステンドグラス
口笛を吹いて 空高いオレンジ チョコレート  
さわさわ 人間 〈窒息スクラム〉 
ぼくらは10月になっても 朴念仁(ボクネンジン)
ホフクする 
ひどい台風がくれば
コスモスは根もとから けずられる 
あの世があらわれて 洪水だ 
いつかみた 

泥子さん
炭子さん 
コスモスに 声をかけてみて 
同じルーツをもつ言語があるから 
おおいつくして 呪文のような
声の堆積 よじれる草木 
もすもす コスモスです
もすもす コスモスです 
モスコス モスコス メキシコから こんなに生きて 

燻(くゆ)らす パルナ 不毛な生き残り 
砂けむり ウオオオオオオーーッ 
湯けむり ウオオオオオオーーッ 
潮けむり ウオオオオオオーーッ 
 
パルナッソスから逃れた私たちは
あたらしい町をつくろうと ここへ来た
地盤は真正コスモス コスモスの友と
愛や 眠りや 夢や復讐 死 そして夜や大気
昼もあった 月も太陽の光も 日々の労働 
すべてに 尾ひれが ついて 
ウオオオオオオオオーーッ 
燻製(くんせい)言語 
強い雨 どうしろっていうの?
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